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提言に応募も一敗地にまみれるの巻

2017.12.27 11:36|爺の話
 前回のコラムで応募したことを告白(?)しましたが、12月15日選考結果通知書が届きました。

予想とおり不採用・・・・

自分の論理構成力や文章能力を考えると蓋し当然というところでしょうか......

私の提言のタイトルは、

「居場所・たまり場が小地域の一里塚!」

提言1 小学校圏域に常設の居場所・たまり場をつくる
提言2 「協議体」討議の場面に「熟議」手法を導入
です

既にHPやブログで取り上げた内容を1200文字にまとめました。
後半に再掲しておきましたので是非ご一読いただきご意見をお寄せください。

〈提言を行った理由〉
*これまで自ら声高に発言している
 気づき→自分ごと化→実践 の一環として行動した

*あわよくば採用され発表の機会が与えられれば社会的に認知され活動の輪が広がる

 ここでは繰り返しませんが田原牧著『人間の居場所』の帯に推薦文を書いている政治学者・姜尚中氏の「居場所があれば、出番がある。生き方革命(の決定版)」(()は佐々木)を心に刻んで居場所づくりに励みたい。

居場所・たまり場が小地域の一里塚!

2017.12.18 15:33|提言
提言1 小学校圏域に常設の居場所・たまり場をつくる
*コンセプト
 小学生から高齢者まで大きな負担なく気軽に立ち寄れる場所は小学校の通学区域です。そこには顔の見えるそれぞれの日常生活と関係性があり、会話が増し困りごとの軽減など身近に助け合いが芽生え、緩やかに小地域のつながりと人が育つ可能性を秘めています。
 さらに何らかの理由で参加が叶わなくなった人やひきこもり等問題を抱えている人を関係機関に繋ぐなどを重視します。それが小地域でつくる地域密着の居場所・たまり場です。

*居場所・たまり場つくりの過程が大切
 小地域の住民(勤務者を含む)が中心となって場所探しやお金の工面、スタッフなどの課題をプラス思考で楽しみながら解決することが最も重要です。今まで知らなかった小地域の様々な地域資源・生情報が飛び込んでくるでしょう、それらと折り合いをつけながら丁寧な取組みが求められます。
 色々な形での支援や企業のCSRも期待できます。

*居場所・たまり場で何ができるか
 常設施設の強みは体操・手芸・塗り絵など小地域の色々なニーズに対応できることです、それぞれの活動は各人の個別ニーズ把握の手段くらいのゆったりとした取組みでないとお互いに疲れます。
 次のステップは「福祉的な課題」を織り込んだメニュー、例えばかかりつけ医の仮称「出張相談」や会食サロンなどが想定できます。更に地域に認知された時点で「住民主体の通所型サービス」の立ち上げも視野に入るでしょう。

*その後の展望
 小学校の通学区域ごとに居場所・たまり場ができれば、それらを中学校の区域にまとめると市区町村が取組む第2層協議体の構成組織の一翼を担うことになります。そこでは居場所・たまり場の様々な成果・課題が可視化され地域を包括的に捉えられ実のある推進に役立ちます。さらに中間支援機関の出先に位置付くと強力な連携・協働が生まれます、。
 行政サービスへのワンストップ化も夢ではありません。
 また、方々に居場所・たまり場が出来れば近所の目が気になり足元での参加に二の足を踏んでいる人にとって他所は格好の新世界になる可能性があります。加えて居場所・たまり場相互の交流・連携へ期待の輪が大きく広がります、正に地域力でしょう。

提言2 「協議体」討議の場面に「熟議」手法を導入
 市区町村が取組んでいる生活支援体制整備事業・地域包括ケアシステムの根幹です。
 協議体の討議がボトムアップになり難いことを指摘したいと思います。例えば地縁組織とテーマ型組織の間にある根強い不信感を払しょくする為にはこれまでの討議手法を大きく変える必要があります。新たな地域力を醸成する為に「熟議」手法を導入することにより人々の利害や目標が個別的なものから集合的なものへ変化が期待できます。
 多くの住民は地域の役に立ちたいと考えていますが意義ある参加・参画の道が閉ざされているのが現状です。この手法は住民主体による参加・参画が実現、地域が俯瞰でき見える化が図られると確信します。

正気に戻る空間としての居場所

2017.12.16 16:27|問い直すシリーズ
 板橋にはコミュニティカフェやたまり場・居場所と呼ばれる地域の交流拠点の運営者をつなぎ、コミュニティスペースを広げていくことで地域福祉の向上を目指しているグループ「いたばしコミュニティスペース連絡会」があります。ほとんどが常設の21団体で参加しそれぞれ特徴ある活動が行われています。

 12月9日「生きにくい社会に抗して人間の居場所を考える」と題する田原牧氏の講演会を聴きました。氏は東京新聞記者、『ジャスミンの残り香―「アラブの春」が変えたもの』で第12回開高健ノンフィクション賞を受賞しています。
 10・22衆議院選挙で自民党が大勝したことをベースに、社会の歪みを記者の鋭い目で次々と指摘する、氏の経歴から当然ながら論調は過激ではあったものの明快かつ説得力がありました。

 今の社会現象への処方箋は急がば回れでの居場所づくりであると断言。
 このブログのタイトル「正気に戻る空間」も氏のレジュメのパクリです・・・

 正気に戻る(覚醒)必要がある事例
 ・座間事件で顕在化した「消えたい」願望
 ・無力感=職場でのうつの蔓延 を挙げている

これまでの私たちの取組みから観えてくる「居場所」づくりには幾つかのハードルがあったので紹介します。
 ①コンセプト
  ・地域社会課題の内、何の解消軽減を目的にするか明確にすること
  ・それでも常設であれば曜日・時間帯によって住み分けすることで敷居が下がる
  ・矛盾を承知で言うならば何となく人が集まれことからスタートでも大丈夫
 ②場所
  ・自由さを大切にするには官営の居場所で無いことが重要で場所の確保が困難
  ・子どもから高齢者まで自分の足で行ける小学校区に1か所が理想
 ③資金
  ・運営の為には別途事業収益や安定した寄付等の収益源が必要
 ④スタッフ
  ・当該小地域を理解した地域住民と優秀なコーディネーターが必須
 ⑤大切な視点
  ・居場所に来なくなった人や何らかの理由で来ないひとへの気配り
  ・その他様々な地域資源との日常的な連携、導線が切れると孤立死の可能性あり
  ・広義の学びの場である自覚
  ・運営は可能な限り公明正大をモットーに運営、閉鎖性やボスは敵なり

弊NPOはたまり場を4年半、こども会を2年半運営してきました。
この間、最大の気づきは
  +運営に携わる地域住民や参加者(当事者)はやる気満々且つ元気だ~
  +特にこども会には至る所から様々な寄付があった 世の中捨てたものではない


当事者や実践者が光り輝く社会が我らの願いです。

実は、私は「民間きずな国民会議」が募集した『今、きずなをどうつくる』に応募!!
「居場所・たまり場が小地域の一里塚!」と題し挑戦中、間もなく審査結果が明らかになると思われるので発表を待ってこのブログにも公表したいと考えています。
色々な意味でご期待ください。

 次回は「今年の反省と来年への想い」の予定ですが変更な可能性ありです。

穏やかなコミュニケーション手法

2017.12.10 22:23|問い直すシリーズ
 「読む」「書く」「話す」「聞く」はコミュニケーションの四つの基本であることを知らない人はいませんが、私世代で学びとは「読み・書き・そろばん」だなと思い、嫁はんに聞いてみたらそんな言葉知らないといわれ愕然、聞くことが入ってきたのは戦後なのでしょうか?

 それも単に聞くではなく「聴く」「傾聴」が昨今、教育・福祉・医療・司法などの対人援助職やそれらを支えるボランティアの基本的姿勢として位置づけきています。

 さらに、単に対人援助の枠組みに留まらず、人々の相互理解が求められる場面でも傾聴の重要性が叫ばれてきているようです。

 例えばボランティア養成講座に「傾聴の方法」に類する科目が盛り込まれています。
 *相手の発言を聞くではなく傾聴しましょう
 *相手の発言にはうなずき等の動作で答えることが大切
 *より共感の態度を示すためには相手の言葉を繰り返し言うこと

                                  などなど
 
 これらは往々にしてテクニカルな手法としてとらえられてきていることに、課題と限界があることを指摘できます。
 
 別の目的の為の手段・技法と多らえられる例を挙げると・・
 +クレーム対応のスキルとして傾聴が使える
 +まずは傾聴してからアドバイスするようにしましょう
 など

 欠かせない視点は
 @その人を心の底から理解したいとの思いの上に立って言葉・表情・しぐさなど全てのメッセージを丁寧に聞くこと
 @話し相手だけではなく聞き手自身が「自身への傾聴」の側面があることを理解すること


『7つの習慣』『第3の案』の著者F・コヴィ博士は
*五つの聞き下手スタイルとして
 ・上の空
 ・聞いたふりをする
 ・選択的に聞く
 ・言葉だけ聞く
 ・自己中心的に聞く
*人の話を聞く時の四つの反応
 ・評価する―同意するか反対するか
 ・探る―自分の視点から質問する
 ・助言する―自分の経験から助言する
 ・解釈する―自分の動機や行動を基にして相手の動機や行動を説明する
*共感による傾聴までの5つのレベル
 ⑤共感による傾聴   相手の見地に立って聞く
 ④注意して聞く    相手の立場で聞く
 ③選択的に聞く    同じ
 ②聞くふりをする   同じ
 ①無視する      同じ

 キレる若者・暴走老人の文脈で語られる課題満載社会の解消には人間相互のコミュニケーション力強化が求められるわけで、そのためには対等な会話ができる確かな基盤づくりが急務というところですが、一筋縄では行きそうにもありません・・・。
 新自由主義が蔓延している現状では微かな処方箋も見つけられないのが現状ではないでしょうか!?!

今回のまとめ
 〇相互理解の為にコミュニケーション特に「共感的な傾聴」が大切
 〇とは言えネットが巻き起こす明らかな情報過多・氾濫からまともな議論・対話が
  成り立たないプロセスを見過ごすことは出来ない

次回は私の長年のテーマである「居場所」を取り上げます。

身近な意識改革とは!?

2017.11.29 22:32|問い直すシリーズ
多くの人に「意識を変える」とは?と尋ねると「古い精神論」「お題目」などなど否定的な言葉が返ってくる。しかし私が一番ショックを受けた返答は「それは上から目線ですよね!」でした。

確かに変えるや改革なる表現には経営者や著名なコンサルタントが口にする場合、決してフラットな関係にない人からの明らかなトップダウン的な言い回しであることは事実ですし、時として人格まで否定される感じがします。

広く知られている日本電産の永守重信社長流意識改革は
 経営力=(仕組み(仕事も進め方、行動パターン、マネジメントスタイルなど)
   +匠 (技術力、経験、資産))× 意識


ここに2つの会社があり、仕組みと匠がほぼ同じレベルであっても経営者から従業員までそれぞれ且つチームとしての意識の高低が経営力に大きな差が生じます。しかも足し算ではなく掛け算として会社の成果に多大な影響を与える、、、つまり、意識は正に改革の根幹であると説いています。

1997年11月24日山一証券の破綻から20年が過ぎ、昨今の度重なる大企業の不祥事を「経営力の今」に重ね合わせて考えると私がこれまでに指摘してきたグループシンク(集団浅慮)がますます深まっていると断罪せざるを得ません。

仕組みや匠にほころびが生ずれば意識どころではなくなります。更に多くの非正規労働者に愛社精神を持てと言われても心身ともにそんな余裕はありません。
私の勘繰りであることをお断りしてではありますが、これからも内部告発が多くでると感じています。

こんな世相のなかで地域が元気になるためには多くのハードルが高くたちはだかるのです。

+個人主義・自由主義の蔓延 謳歌?
+個人情報保護の壁
+どっぷりトップダウン方式に慣れ親しむ地域住民
+「今さら絆といわれてもね!」症候群


現状打破のヒントの一つに松村圭一郎氏の提言(『うしろめたさの人類学』ミシマ社)をご紹介します。

『社会を変革する道は「うしろめたさ」に気づき、境界を引き直すこと』『強固な制度のなかにスキマをつくる力は「うしろめたさ」にある!』と述べています。
更に世にあるスキマを埋める(これまでニッチな分野が事業のヒントになるといわれていた)ことより穏やかにスキマを作ることが大切であるとの指摘には大いに共感できます。

我々はこれまで「うしろめたさ」を卑下と捉える習性があり前向きに考えるには戸惑いがあるでしょう。しかし、後世に多額の負債を残すこと等多くの社会課題を思い起こすならば我々になすべきことは何かあるずです。ひょっとして人々はもう気づいているかもしれません。そんな風を感じる事例を紹介します。

私が2015年6月にスタートした南蔵院こども会(こども食堂)に対し多方面からの様々な支援を頂いています。地域の人だけではなく少しオーバーに言えば全国からです。企業・団体・個人からの力強い「つながり」を実感できているのです。ですから、私は心から世の中は捨てたものではないと思っています。
この流れが一時的ではなく継続できれば大きなうねりとなるでしょう!!

この流れを確かにものとするために地域住民への情報発信は欠かせないところでこのブログ開始もそこにフォーカスしたいと思っています。

今回のまとめ
@ボトムアップな意識改革が最高
@誰もが持っている利他の心から地域の力へ
@社会が閉塞しているのではなく個々人の心が閉塞している

次回は「穏やかなコミュニケーション手法」について書きます。
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