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穏やかなコミュニケーション手法

2017.12.10 22:23|問い直すシリーズ
 「読む」「書く」「話す」「聞く」はコミュニケーションの四つの基本であることを知らない人はいませんが、私世代で学びとは「読み・書き・そろばん」だなと思い、嫁はんに聞いてみたらそんな言葉知らないといわれ愕然、聞くことが入ってきたのは戦後なのでしょうか?

 それも単に聞くではなく「聴く」「傾聴」が昨今、教育・福祉・医療・司法などの対人援助職やそれらを支えるボランティアの基本的姿勢として位置づけきています。

 さらに、単に対人援助の枠組みに留まらず、人々の相互理解が求められる場面でも傾聴の重要性が叫ばれてきているようです。

 例えばボランティア養成講座に「傾聴の方法」に類する科目が盛り込まれています。
 *相手の発言を聞くではなく傾聴しましょう
 *相手の発言にはうなずき等の動作で答えることが大切
 *より共感の態度を示すためには相手の言葉を繰り返し言うこと

                                  などなど
 
 これらは往々にしてテクニカルな手法としてとらえられてきていることに、課題と限界があることを指摘できます。
 
 別の目的の為の手段・技法と多らえられる例を挙げると・・
 +クレーム対応のスキルとして傾聴が使える
 +まずは傾聴してからアドバイスするようにしましょう
 など

 欠かせない視点は
 @その人を心の底から理解したいとの思いの上に立って言葉・表情・しぐさなど全てのメッセージを丁寧に聞くこと
 @話し相手だけではなく聞き手自身が「自身への傾聴」の側面があることを理解すること


『7つの習慣』『第3の案』の著者F・コヴィ博士は
*五つの聞き下手スタイルとして
 ・上の空
 ・聞いたふりをする
 ・選択的に聞く
 ・言葉だけ聞く
 ・自己中心的に聞く
*人の話を聞く時の四つの反応
 ・評価する―同意するか反対するか
 ・探る―自分の視点から質問する
 ・助言する―自分の経験から助言する
 ・解釈する―自分の動機や行動を基にして相手の動機や行動を説明する
*共感による傾聴までの5つのレベル
 ⑤共感による傾聴   相手の見地に立って聞く
 ④注意して聞く    相手の立場で聞く
 ③選択的に聞く    同じ
 ②聞くふりをする   同じ
 ①無視する      同じ

 キレる若者・暴走老人の文脈で語られる課題満載社会の解消には人間相互のコミュニケーション力強化が求められるわけで、そのためには対等な会話ができる確かな基盤づくりが急務というところですが、一筋縄では行きそうにもありません・・・。
 新自由主義が蔓延している現状では微かな処方箋も見つけられないのが現状ではないでしょうか!?!

今回のまとめ
 〇相互理解の為にコミュニケーション特に「共感的な傾聴」が大切
 〇とは言えネットが巻き起こす明らかな情報過多・氾濫からまともな議論・対話が
  成り立たないプロセスを見過ごすことは出来ない

次回は私の長年のテーマである「居場所」を取り上げます。
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