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「つながらせたくない」というワナにはまってはならない

2017.11.16 12:51|問い直すシリーズ
 社会を取りまく課題が山積していることを万民が認めるにも拘らず、一向に方向性すら見出せない現状に風穴をあけ打開の道筋を探りたい。

 シルバー民主主義等を標榜する既得権益を守りたい人達にはほとんどの点で現状維持が重要でしょう。また、地縁型組織に属する多くの人達も大きく変化することには懐疑的で地域は自分達がコントロールしていると信じて疑わない。
 この状況は権力を持った側から観察すると一つに言葉面で「絆の空洞化」を目論んでいると思われてならない。3・11でみられた助け合い支えあいの熱い力をあくまでも個人レベルに留めておいて、社会全体のうねりに展開するのは阻止したい、広く国民にそこに内在する色々な不条理に気づかれては困るのである。

 一方、個々人にも大いに反省すべき点はある。情報としてなんとなく知っている社会課題を自分ごと化せず、スルーする思考回路だ。巷に蔓延する「自己責任論」に代表される、まさに誤った個人主義・自由主義である。
 
 ここに指摘した2つの視点からも理解されるとおり、打開の道筋は厳しいことを認識しながらも何もしないで手をこまねいているわけにはいかない。
 私が着目した視座は意見(合意)形成に新たな手法(道筋)の導入である。それはこれまでの会議・委員会等の場では結論ありき・形づくりとしばしば総括される討議等がトップダウン方式で行われていることが広く住民の参加・参画の芽を摘んでいることにある。自分たちが住む地域を良くしたい・関わりたいと思う心を参加・参画のステージに登場してもらうにはボトムアップ方式の導入が何よりも大切ではないだろうか!

 諸外国には「熟議(民主主義)」「共同創造」「プラーヌンクスツェレ」等意見(合意)形成の手法があり有効性が広く確認されているらしい。また、一部市区町村でも先駆的な取組みがなされ成果等が報告されている。
 いきなり市区町村の政策決定レベルへの採用にはハードルが高いことは十分理解できるので市民レベルでの様々な集まりにこれらの手法を採用してはどうだろうか?

 例えば、国が目指す地域包括ケアシステム構築における第2層協議体の運営を名実共にボトムアップ方式にするのである、特段難しいことは何もない。

 宣言(決まりごと)の例
  *「地域の・地域による・地域のための」討議である
  *ほかの人の人格と意見を尊重する
  *如何なることがあっても排除しない
  *多数決が万能でないことを認識する


 こんな宣言(決まりごと)をスタート時に全員で唱和するだけで劇的な改善が期待される。

 こんな簡単なことが俎上にあがることは当分期待できない。なぜならば、実権を持った一部の人達(もちろん行政も)は地域住民がつながることで例えば地域愛に目覚めたり大きな可能性に気づくことを呆れるくらいに恐れているから驚きである。
 それでも例えば小さなサロンなどでひっそりとしかし目的をもって試す価値は大いにあると思う。それが野火のように少しずつゆっくりと、かつ力強く拡散し大きなうねりとなる日の来ることを念じたい。
 この流れが社会課題の
  →自分ごと化→つながる→行動(実践) 
                 とブーメラン化

 であると思うのである。
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