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ヒグチのラッキーセブンの法則

2018.07.20 18:04|爺の話
タイトルは6月24日「戸山未来・あうねっと記念シンポジウム」の基調講演で樋口恵子さんが地域づくりに必要な7項目として披露されたものです。
以下に紹介させていただきます。

1:一点接着主義
  一人ひとりは皆違う、運動目標の内一点で共通項があればよい。一端を繋げば輪は大きく広がる

2:リアルタイム主義
  政治と運動は生もので動いてそして変わる。過去にとらわれず現在の問題に取組む意志が大切

3:ナットワーク主義
  人間は一人十色、様々な方面でのつながりが可能。特にリーダーは一粒の納豆が無数の糸を引いてつながることを学ぶべし

4:事務重視主義
  市川房枝先生のモットー「運動は事務なり」の受け売り。現場重視だけでは・・

5:人生を面白くする出番主義
  人生に必要なのは居場所と出番。日頃の活動はその人の居場所、イベントは多くのメンバーに個性を生かした出番を作る

6:行政とは協調と緊張の2チョー主義
  行政との協調・協力は当たり前、対等な緊張関係の維持が大切、でないと行政依存型になりかねない

7:夢と情報の共有主義
  兎に角知らせる、情報共有が明日への活力に繋がる。見果てぬ夢を見るのは高齢者の特権、砕け散っても夢のかけらは必ず誰かに引き継がれる

一つひとつが大きな気づきを与えてくれます、市民活動団体で有効活用してもらいたいものです。

今日のコラムは100%受け売りでした、チャンチャン!!
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今年は振り返ることを大切にする一年に

2018.01.15 18:19|爺の話
~そこから新たな一歩を踏み出せる地域社会を~
 
 年が明けて新聞の特集に「平成とは」「明治維新150年」などが目につきました。
 歴史の節目を意識してのことで読み応えがあり、読者の頭の整理にもなったが我々が取りあげられたテーマを「自分ごと」にまで落とし込み、日々の生活上の気づきに生かす流れになっているかが甚だ疑問のあるところであります。
 
 私なりに昨年を振り返れば既存の流れを黙認・静観し続ける体質に風穴を開けることの困難さを痛感した一年でありました。
その壁の強靭さにただただ呆れるばかりで、あるときなど恐れさえ感じることがありました。まさに自分の非力さを思い知らされたわけです。
 こんな中、ひょっとして多くの人達は現実に向き合い、時には振り返ることすら拒否しているのではないかと思えてなりません。そうであれば事態はかなり深刻と言わざるを得ません。各人がそれぞれ何らかの社会課題をわずかにでもゆるやかに持ち続ければ何かの拍子に声を上げたり、社会の流れを感じ取って行動に繋がる可能性が有るからです。
 その為の振り返りがスタートではないでしょうか!!

 こんなことを考えている間に早や松の内も終わってしまいました。
 今年の私の目標の一つは、一人でも多くの団体や個人に膝突き合わせた「辻説法」をおこなって共感と賛同の輪を広げることです。細やかでしょうがうねりを感じ取れる一年にしたいものです。

 乞うご支援!!!
 

2017年の振り返り

2017.12.30 16:46|爺の話
 元来、振り返ることの苦手な性格ですが「白ひげ爺さん」の名を頂戴したことでもあり、ちょっとだけ反省らしきことをしたいと思います。

新たな取組み
 *介護予防スペースで「ひこばえの会」をスタート
  例によって初回は主催者と演者のみ、余りの周知不足で演者が怒り出す一幕も・・・。
その後、口コミで少しずつ増え12月27日は8名の参加がありました。 「ゆっくり・のんびり」を本分として継続できればと思っています。
 *個人レベルでの支援・相談が増えました
  概ね週1回、認知症男性のサポートや活動が行き詰っている団体への援助など、個人レベルでの幅広い分野でのサポートが何件かありました。公的制度では抜け落ちる「個人のニーズ」に少しでも対応できれば弊NPOが掲げる助け合い・支えあい文化の醸成のとば口となることでしょう。
 *こども会で「キッズ料理教室」を開催
  南蔵院こども会をキックオフ時から支援していただいている東京家政大学栄養科和田涼子教授の提案で12月からスタートしました、料理開始時は1名でしたが途中から数名に増えサンドウィッチを作りました。こどもが主役になる活動の手始めとして定着できればと考えています。
次回は1月24日(水曜日)「冬野菜たっぷりのけんちん汁つくり」です。

やめたこと
 +監事の辞任
  介護保険がスタート以来の緩やかな関係を持っていた某NPOの監事を辞任しました。理由は形だけの監事を良しとしない為です。これを教訓に私たちNPOの監事との報告の徹底・情報の共有などを丁寧に行いたいと思います。

まとめ
 〇幾つかのサロンなどの現場では今年も大きな事故がありませんでした、参加者の自覚とスタッフ一人ひとりの気配りの成果だと思います。この流れは来年も継承したいですね!!

 〇我がたまり場やこども会の運営上の特徴は「当事者主体」にあります、やりたい人、例えば運営者は運営上の責任と当事者のサポートに徹することを良しとしています。正に「地域の・地域による・地域の為の活動」をこれからの目指します。

反省は・・・
「中途半端」の一言でしょうか?!?
 ▲「人生100年カレッジ(維新)」構想の具体化
 ▲こども会の深化
 ■新たな居場所づくり
力不足を痛感しています。

 27日の忘年会の席でこの「中途半端」を吐露したところ、参加者から世相と同じだとの指摘を受けました。政治・行政の分野で従来の手法を踏襲し抜けだそうとしない勢力がまだまだ大きな力を保持しています。そんな社会が新たな展開にならないもどかしさを痛感する1年ということ・・・。
 12月29日付の天声人語に「責任感の拡散」という言葉を取り上げています。「どうも人間は、自分がしなくても誰かが手を貸すだろうと考えがちな生き物らしい。人が大勢いるのに誰も何もしないのではなく、人が大勢いるから何もしない、という見方である」

 今年、私が関心を持ち始めた「神経〇〇学」(人間の「こころ」は心臓ではなく脳にあるという事実をベースに「神経経済学」「神経倫理学」など最先端の研究分野が育っている)や「社会心理学」から人に訴え・共有共感が導き出される方法論を引き続き来年も模索していきます。

こんな流れになるのでしょうか!!

 方法論=認識論+リサーチ・デザイン+手法

これにて今年のブログはおしまいです。

来年が実り多い1年になりますよう!!

たまりばとうしんの正月
たまりばとうしんのお正月ディスプレイ

合議のキーワードは多様性を認めることかな

2017.12.27 11:43|爺の話
 12月15日の南蔵院こども会での一コマを紹介します。

 主食は、『ひつまぶし風炊き込みご飯』
 レシピ作成の学生さんは隠し味に人参と生姜をすりおろして入れるとしてくれていました。すり下ろすうちに人参がチビてすりにくくなり・・・。

 +料理担当責任者のお母さん「危ないからそこまででOK、後は刻むから・・」
 +もう一人のお母さん「すり下ろさず最初から刻むとひょっとして食感がでるかも?」

終了後の会話
 +スタッフ「さんまのかば焼きは炊き込なないで混ぜるとさんまの味がでるかもね」
 +お母さん「しょっぱくないですか?どうなるか次回試してみましょうよ」
 +みんな「賛成」
などという、ありきたりの会話。

しかし、
 ●レシピ作成の学生さんが「私はすりおろすと書いているのだからそうして!!」
 ●すりおろす人が「折角すっているのに、刻む!そんなら最初からそうしたら・・」
 ●みんなが「色々言うとまとまらないわよ!」など
もしこんな流れになったらみんなの心が寒くなること必定。
そうならないのはチームとしての合意形成がなされていると理解しています。

 もしかして、ほとんどの人々が
「高々、ボランティア集団ごときが」
と断言するのは止めにしてもらいたいと思います。
 相手とまともな議論が出来ない社会、世の中に蔓延している閉塞感を取り除く手立すら見出せない世界に風穴と開ける手法の一つと捉えてみたらいかがでしょうか。

 身近な人々が営みの中で一人ひとりの様々な考えを認め合い、新たな気づきを得る、正に多様性を認め合うことが花開く地域到達への一里塚になるはずである!!

 今年最後のこども会は20日、どんな出会いと会話ができるかたのしみです( ^ω^)・・・

提言に応募も一敗地にまみれるの巻

2017.12.27 11:36|爺の話
 前回のコラムで応募したことを告白(?)しましたが、12月15日選考結果通知書が届きました。

予想とおり不採用・・・・

自分の論理構成力や文章能力を考えると蓋し当然というところでしょうか......

私の提言のタイトルは、

「居場所・たまり場が小地域の一里塚!」

提言1 小学校圏域に常設の居場所・たまり場をつくる
提言2 「協議体」討議の場面に「熟議」手法を導入
です

既にHPやブログで取り上げた内容を1200文字にまとめました。
後半に再掲しておきましたので是非ご一読いただきご意見をお寄せください。

〈提言を行った理由〉
*これまで自ら声高に発言している
 気づき→自分ごと化→実践 の一環として行動した

*あわよくば採用され発表の機会が与えられれば社会的に認知され活動の輪が広がる

 ここでは繰り返しませんが田原牧著『人間の居場所』の帯に推薦文を書いている政治学者・姜尚中氏の「居場所があれば、出番がある。生き方革命(の決定版)」(()は佐々木)を心に刻んで居場所づくりに励みたい。
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